🏠【道の駅 ひまわり②】土石流被災家屋保存公園へ……屋根だけが出ている家を前に、言葉が出ませんでした〜長崎の旅〜
※この記事にはプロモーション(広告)が含まれています📢
こんにちは😊
旅する園芸屋二代目しんのすけです🌱
長崎・佐賀の道の駅めぐりの旅、まだまだ続いております🚙
前回は【道の駅 ひまわり①】でした🌻
展望台から平成新山を見上げて、雲仙普賢岳の噴火と復興の歩みをパネルで学んだ回です🌋
今回はその続き、②です➡️
今回も、いつもより真面目なお話になります🙏
道の駅ひまわりのすぐ隣には、土石流被災家屋保存公園があります🏠
前回の土石流のパネルで「土石流は壁を突き破り、家の中を流れた」という写真を見ました⚠️
今回は、その実物を見に行ってきました🙏
土石流に飲まれた家が、当時のままの姿で保存されている場所です🏠
どうぞ最後までお付き合いください✨
🏠 土石流被災家屋保存公園……当時のままの姿で、後世に伝える場所
道の駅の駐車場から歩いてすぐのところに、公園の入り口がありました🏣
まず目に入ったのが、この説明板です🙌

『こちらは土石流被災家屋保存公園です』📋
『雲仙普賢岳噴火で平成4年8月9日の土石流により埋没致しました』⚠️
『当時の現状のままでの保存で永久保存し後世に伝えられます』🕊️
そして、最後にこう書いてありました📋
『この家屋の人達は、平成3年5月15日に避難勧告を受け避難していましたので人的被害はありませんでした』🙏
……この一文を読んで、まずホッとしました🕊️
ここに住んでいた方々は、土石流が来る1年以上も前に、避難していたんです🙏
前回お話しした友人の家族と同じように、避難勧告に従って避難していたからこそ、命が守られた🙏
避難することの大切さを、あらためて感じました🕊️
平成4年というのは1992年です📅
前回のパネルの1993年の写真で、このあたりがすでに灰色の筋に埋もれていたのは、この土石流だったんですね⚠️
それでは、保存されている家屋を、ひとつずつ見ていきます👍
① 屋根だけが出ている家……何階建てだったのかも分からない
最初に目に入ったのが、この家です🏠
写真を見てください📷

地面から、瓦屋根だけがぽっかり出ています🏠
壁も、窓も、玄関も見えません😢
屋根のすぐ下まで、すべて土砂に埋まっているんです⚠️
……何階建ての家だったのか、分からない😨
平屋だったのか、2階建てだったのか🏠
それすら分からないほど、深く埋まっていました⚠️
手前の地面には、大きな黒い石がごろごろ転がっています🪨
土石流が運んできた岩なんでしょう⚠️
屋根の上には、枯れ草が積もっていました🍂
30年以上の時間が、そこに流れているのを感じます🕊️
② 長屋造りの建物……おそらく平屋、ほぼ屋根しか出ていない
次は、横に長い長屋造りの建物です🏠
こちらも、ほぼ屋根しか出ていません⚠️

形からすると、おそらく平屋建てだったと思います🏠
屋根の左端をよく見ると、ほんの少しだけ壁と柱が見えていました👀
そこから先は、ずっと土の中です⚠️
屋根の瓦が、ところどころずれて、波打っているのも分かります😢
土砂の重みで、屋根が押されたのかもしれません⚠️
そして、その後ろには、高い石垣の上に今の家々が建っていました🏡
土石流が埋めた高さの上に、新しい町ができているんです🕊️
③ 平屋と2階建ての家……反対側の玄関ドアの高さ近くまで
3つ目は、平屋と2階建ての家が並んでいる場所です🏠
写真の左側が平屋、右側が2階建ての家です📷
(奥に写っている白い家々は、被災した家ではありません)📋

土石流は、写真の左側から流れてきたはずです⚠️
左側の平屋は、窓の上のほうまで埋まっていて、すぐ上はもう屋根です⚠️
そして右側の2階建ての家も、1階の窓が半分以上埋まっています😨
……ここで、僕は不思議に思ったんです🤔
土石流が来た左側には、平屋の家があった🏠
つまり、平屋が壁になって、少しは土石流を受け止めてくれたはずなんです🤔
それなのに、反対側にある玄関ドアの高さ近くまで埋まっている😨
家1軒を乗り越えて、その向こう側まで、これだけの土砂が流れ込んできたということです⚠️
前回のパネルにあった「川からあふれ出した土石流は、薄く広がるように流れる」という言葉を思い出しました📋
薄く広がっても、これだけの高さになるんですね😨
④ 平屋建ての家……屋根近くまで埋まっていました
4つ目は、平屋建ての家です🏠
立派な瓦屋根の家なんですが……🏠

こちらも、屋根のすぐ近くまで埋まっています⚠️
白い壁は、上のほんの一部しか見えていません😢
軒下の雨どいや、壁についた照明が、地面すれすれのところにあります👀
本当なら、人の背よりもずっと高い位置にあったはずのものです😨
屋根の上には、朝日ソーラーのようなものも残っていました📡
ここで、普通に暮らしていた人がいたんだと思うと、胸が詰まります🙏
⑤ 蔦だらけの納屋……奥まで埋まっている
5つ目は、納屋のような建物です🏚️
波板の屋根が、蔦(つた)のようなつる植物にびっしり覆われていました🌿
僕が行ったのは2月なので、つるは枯れて茶色くなっていて、葉っぱは一枚もありません🍂
屋根から、カーテンのように何本もつるが垂れ下がっています🌿

建物の形からすると、おそらく入り口のほうが高く、奥に行くほど低くなる作りだと思います🤔
そう考えると、結構な高さまで埋まっていることになります⚠️
中の様子も、アップで撮ってみました📷

赤さびた鉄骨の柱と、波板の壁🏚️
床は、土砂と石で埋まっています🪨
そして、いちばん奥のほうを見ると……👀
奥の床から屋根までの高さが、ちょうど1階部分くらいの高さかなと思いました🤔
手前は少し高く、奥は低い📏
奥のほうまで埋まっているということです⚠️
土砂の中に、緑の小さな草も芽を出していました🌱
前回の豆知識でお話しした遷移が、ここでも少しずつ始まっているんですね🌱
⑥ 赤い瓦屋根の家……屋根まで歩いて行けるほどの高さ
6つ目は、赤い瓦屋根の家です🏠
おそらく平屋だったと思います🏠
写真は、屋根の端から斜めに見下ろすように撮りました📷

赤い瓦と、さびたトタンの屋根、そして白い壁の上の部分だけが見えています🏠
……そして、この家がいちばん衝撃でした😨
地面から、そのまま屋根に歩いて行けるほどの高さまで埋まっているんです⚠️
屋根のすぐ横まで、地面が来ている⚠️
本来なら、はしごを使わないと上れない屋根の上に、地面から一歩で上がれてしまう😨
それだけの土砂が、ここに積もったということです⚠️
⑦ 斜めに傾いた電柱……5〜6本ほど連なっていました
そして最後は、電柱です⚠️
写真を見てください📷

木の電柱が、斜めに大きく傾いています⚠️
電線も、地面に向かってたるんだまま残っていました😢
実は、こういう傾いた電柱が5〜6本ほど連なっていたんです⚠️
ただ、全部を写そうとすると、非常に分かりにくい写真になってしまったので、1本だけ撮りました📷
土石流が、どちらの方向から、どれくらいの勢いで流れてきたのか🤔
連なって傾いた電柱が、それを無言で教えてくれているようでした🙏
まわりの地面には、黒い石がいくつも転がっています🪨
どれも、土石流が山から運んできたものです⚠️
ここまでの7か所の埋まり方を、図にまとめるとこんな感じです📝

🌱 園芸屋の豆知識:納屋を覆っていた『つる植物』の登り方と、ナツヅタの育て方
さて、園芸屋の豆知識のコーナーです🪴
今回は、⑤の納屋を覆っていたつる植物のお話をさせてください🌿
2月で葉っぱが落ちていたので、種類まではっきりとは分かりませんでした🍂
でも、つる植物というのは、あんなふうに建物を覆ってしまうくらい、たくましい植物なんです🌿
今回は、つる植物の登り方と、家庭で楽しめるナツヅタの育て方をご紹介します🧗
①つる植物の『登り方』は4種類🌿
つる植物は、自分で立つ力が弱い代わりに、ほかのものにつかまって高いところへ登っていきます🧗
そのつかまり方には、大きく分けて4つのタイプがあるんです😊
巻きつきタイプ……茎そのものが、支柱や木にくるくる巻きついて登ります🌿アサガオ、フジ、クズなど🌸
巻きひげタイプ……茎や葉から伸びた細い巻きひげが、ものに巻きついて体を支えます🧗キュウリ、ブドウ、そして鹿島②でご紹介したスナップエンドウもこのタイプです🫛
吸盤タイプ……巻きひげの先が小さな吸盤になっていて、壁にぺたっとくっついて登ります🌿ナツヅタがこのタイプです🍁
付着根タイプ……茎から短い根っこを出して、壁や木の幹に張りついて登ります🧗アイビー(ヘデラ)やノウゼンカズラなど🌿
それぞれの登り方を、図にまとめておきます📱

ナツヅタの吸盤は、本当によくできていて、ツルツルのコンクリートやガラスにもくっつくことができるんですよ🍁
いったんくっつくと、手で引っぱってもなかなか取れません💪
壁一面がツタに覆われた、レンガの建物を見たことがある方も多いと思います🧱
あれは、この吸盤のおかげなんです🌿
②ナツヅタってどんな植物?🌿
ナツヅタは、ブドウ科のつる植物です🧗
……そう、ブドウの仲間なんです🍇
日本や中国などに自生していて、山の木や岩、街の建物の壁を覆うように育ちます🌿
名前に「夏」とつくのは、夏に葉を茂らせて、冬には葉を落とすからだと言われています☀️
冬に葉を落とすナツヅタに対して、冬も葉が残る常緑のツタをフユヅタと呼ぶことがあります🍁
……ちなみに、このフユヅタというのは、実はキヅタというウコギ科の植物で、アイビーの仲間なんですよ🌿
名前が似ているだけで、まったく別の植物です(笑)🌿
そしてナツヅタのいちばんの魅力は、なんといっても紅葉です🍁
秋になると、葉っぱが真っ赤に色づいて、壁一面が赤く染まります🍁
この記事が出る11月は、ちょうどナツヅタの紅葉がいちばんきれいな季節です🍁
③植える前に、まず考えてほしいこと✨
ナツヅタを育ててみたいという方に、園芸屋として最初に必ずお伝えしていることがあります🌿
家の壁に直接はわせるのは、よく考えてからにしてください⚠️
ナツヅタの吸盤は、本当にしっかり壁にくっつきます🍁
一度はわせたあとで「やっぱりはがしたい」と思っても、吸盤の跡が壁に残ってしまうんです😅
吸盤だけが壁にぽつぽつと残って、なかなか取れない🌿
それに、つるが雨どいや窓のすき間、エアコンの配管などに入り込むこともあります🧗
……鹿島おまけ回の竹と同じで、あとで困らないように最初に考えるのが大事なんです😅
おすすめは、家の壁ではなく、フェンスや塀、トレリスなどにはわせることです🪵
🛒 楽天市場でトレリスを探す
🪵
これなら、あとで撤去したくなっても、それごと外すことができます🙌
④置き場所と植え付け🌤️
ナツヅタは、とても丈夫な植物です🌿
日なたから半日陰まで、わりとどこでも育ちます☀️
ただ、きれいに紅葉させたいなら、日当たりのいい場所がおすすめです🌞
日陰だと、秋になっても赤くならずに、黄色っぽくなったり、そのまま落葉したりします🍂
……太良の回のビーツの赤や、鹿島①のシチメンソウの赤と同じで、赤い色は光をたっぷり浴びてこそなんです☀️
植え付けの時期は、葉が落ちている冬の終わりから春先(2〜3月ごろ)がいいです👍
🛒 楽天市場でナツヅタの苗を探す
🍁
土はあまり選びませんが、水はけのいい場所に植えてください😊
⑤水やりと肥料💧
地植えの場合、根づいてしまえば、水やりはほとんど必要ありません💧
雨だけで十分に育ちます✨
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりやってください🙌
肥料も、ほとんどいりません🧪
むしろ肥料をやりすぎると、つるが伸びすぎて手に負えなくなります(笑)😅
⑥剪定(せんてい)✂️
ナツヅタは、放っておくとどんどん伸びていきます🍁
なので、伸ばしたくない方向に伸びたつるは、見つけしだい切ってください🌿
本格的な剪定は、葉が落ちている冬(12〜2月ごろ)にやります✂️
葉がないので、つるの伸び方がよく見えて、作業がしやすいんです🌿
窓や雨どい、屋根のほうに向かうつるは、早めに切っておくのがコツです🧱
⑦増やし方👍
ナツヅタは、挿し木でかんたんに増やせます🌿
春から初夏に、元気なつるを10〜15センチくらいに切って、土に挿しておくだけで根が出てきます🧗
つるが地面をはっている場合は、つるの途中から根が出ていることもあるので、そこを切り分けて植えてもいいです✂️
⑧建物と植物🍃
今回の保存公園の納屋は、30年以上の時間の中で、つる植物にすっかり覆われていました🌿
人が住まなくなった場所に、植物が少しずつ戻ってくる🌱
それは前回お話しした遷移の、いちばん最初のほうの姿なのかもしれません🌱
土石流に埋もれた土地に、草が芽を出し、つるが伸びて、いつか木が育つ🌳
植物のたくましさは、ときに建物を覆うほどの力になります🌿
家庭でつる植物を育てるときは、その力をうまくコントロールしてあげることが大切です🌿
つるの行き先を決めてあげれば、ナツヅタは秋に真っ赤な紅葉で応えてくれますよ🍁
📝 今回のまとめ
というわけで、【道の駅 ひまわり②】でした🌻
今回のポイントを整理します😊
①土石流被災家屋保存公園……平成4年8月9日の土石流で埋没、住民の方は前年に避難していて人的被害はなし🙏
②7か所の被災家屋など……屋根だけが出ている家、長屋、平屋と2階建て、納屋、赤い屋根の家、傾いた電柱🏠
③埋まり方……家1軒を越えて反対側の玄関の高さまで、屋根まで歩いて行けるほどの高さまで⚠️
④園芸屋の豆知識……つる植物の4つの登り方と、紅葉が美しいナツヅタの育て方🌿
前回はパネルで学び、今回は実物を見ました🙏
写真やニュースで見るのと、実際にその場所に立つのとでは、まったく違います🙏
屋根だけが地面から出ている家を前にすると、言葉が出てきませんでした😢
それでも、この公園の説明板にあった「人的被害はありませんでした」という一文に、救われた気持ちになりました🕊️
避難することで、命は守れる🙏
この公園は、そのことを後世に伝え続けている場所なんだと思います🕊️
道の駅ひまわりに立ち寄った際は、ぜひ隣の保存公園にも足を運んでみてください🙏
🔜 次回予告
さて、次回です🛣️
【道の駅 ひまわり③】をお届けします🌻
道の駅ひまわり、まだまだ続きます🌻
次回も、ぜひお付き合いください➡️
それでは、また次の記事でお会いしましょう✨
旅する園芸屋二代目しんのすけでした🌱
旅をした時に見かけた植物を園芸屋とゆう目線で楽しく紹介していこうと思います。
「一般的に紹介されている育て方をすると育たない」
とゆう声を聞いてブログを始めました
